インポスター症候群とは、自分を過小評価し自信が持てない心理傾向のことを指し、症状に陥りやすい人がいます。どのような人がインポスター症候群に陥りやすい人なのでしょうか。
まずインポスター症候群には完璧主義者が、陥りやすいと言われています。完璧主義者は、仕事での他人からの期待に強いプレッシャーを感じます。自身の一切のミスを許さず、全ての期待に答える事ができず、自分に自信を持てなくなってしまうからです。また、他人の感情の変化に敏感な人も、陥りやすい傾向があります。自分が失敗することで、他人からがっかりされる事を恐れ、成功すれば妬みから、嫌われるのではないかと、ネガティブに捉えてしまうのです。
さらに、真面目で実力のある人は、仕事でも頑張り過ぎてしまう傾向にあります。集中時は良いですが、集中が途切れた時、真面目であるために自分に対する周りの期待をプレッシャーに感じ始めてしまうことがあるようです。1つ失敗しただけで、自分の実力に疑念を抱くようになり、インポスター症候群に陥ってしまう人もいます。
これらのように、真面目で優秀、繊細で完璧主義ほど、インポスター症候群に陥りやすい傾向にあります。この症状が悪化してしまうと、仕事や生活にも悪影響を及ぼしかねません。インポスター症候群は、起きてもいない事に対して不安になっている状態です。目の前にある事に集中し、褒められた時は素直に受け入れ、完璧を求めないことが改善に繋がります。自分を認める習慣を付け、小さな目標を設定・クリアするたびに自分を褒めるようにしましょう。